青春と、奇跡の季節。

美術の活動をしていく中で、
自分にとって大切な場所が増えていきました。

滞在制作をするようになってからはそれが特に
顕著になったと思います。
これはとても幸運というか、
そうした機会を得られた、与えてもらえた、
というのはとても幸せなことだと感じます。
残念ながら遠すぎてもう行く機会は無いかもしれない、
そんな場所もありますけど(外国とか)。

それぞれの場所について思いを馳せると、
そこで感じたことが胸の中に満ち満ちてきます。
風の匂いや温度、出会った人たちの優しさ、
印象的な街並みなど。
そのひとつひとつは心の奥底に刻まれ、
宝物になっています。

思い出すと泣きたくなるようなこともあります。
悲しいこともありましたし、
つらいときに触れた人の優しさとか。
静かなひとりの夜などに悲喜こもごもが蘇ると、
その瞬間、時期に引き戻されますね。

時間は戻らない。
その時の場所にも、そこにいた自分自身も戻らない。
奇跡のようなもので、
出会いと別れがあって、残るのは思い出だけ。
本当に、それは奇跡。

サッカーのチームでも、
その時期のメンバーだから強かったというのがあります。
選手、監督、その他の条件が良かったときは
「運」という言葉でも片付けられないほど強い。
それはそのときに合致したものがあって、
瞬間の奇跡なんです。

季節が来ると、何かのスイッチが入って、
記憶が蘇ります。
それは時に苦しくもあり。
去来するのは、色々な人の顔。

もう二度と戻らない季節。
奇跡の季節。
それこそが青春なのだと最近思うようになりました。
きっと、青春は年齢ではないのでしょう。

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