「Medical Department」(2012,works,#1)

昨年(2012年)の、自分自身の活動、制作した作品を
振り返って整理してみようと思います。

今、やらなければならない。
今がそのとき。
と感じています。
でないと、今年(2013年)をやり抜くことが出来ない。
前に進むために。
いろいろなものを乗り越えて。

さて。
昨年、2012年は滋賀県近江八幡市というところに滞在しつつ
作品制作をしていました。
制作ももちろんですが、僕自身のテーマとして
「制作と生活を同レベルのものとして位置付ける」
というものがありました。

近江八幡で普通に生活しつつ(アルバイトなど含め)、
地域の方々とのコミュニケーションも楽しみつつ。

「BIWAKOビエンナーレ2012」という展示だったのですが、
昨年は第5回目で、滋賀県の近江八幡市と東近江市の五個荘という
二つの街中の歴史ある建物をお借りして、
数十人の作家が展示をする、という大規模なアートイベントでした。

僕の展示会場は東近江市の五個荘。
街中の酒屋さんの倉庫を包帯で包み込む、という作品を
約一か月半かけて制作しました。

画像


この作品のタイトルは、
「Medical Department」(メディカル・デパートメント)。
直訳すると「医学部」という意味ですが、
少し意味を変えて「医学のデパート」という風に
勝手に意訳をしました。

画像


この倉庫は、大きな救急箱、という設定です。

画像


画像


個人的な話ではありますが、
この年の春、僕の実兄が病気で亡くなりました。
41歳でした。
この出来事は、僕にとって非常にショックなことで。
身近な存在だった兄が亡くなり、
子供の頃のことなどを思い返し。
自分自身が育ってきた環境というものを振り返る機会になりました。
というよりも、それに向き合わざるを得なかった、という感じです。

画像


僕の生家は病院であり、
幼少から医学的な環境に囲まれて育ってきました。
環境というものはある種怖ろしいもので、
人の心身にいつの間にか何か刷り込むような、大きな影響力があります。

僕が美術を志して、自然に手に取った素材が
「包帯」でした。
そして、作家として活動を始めて、今年で十五年目。

昨年、2012年に制作した、この「Medical Department」という作品は
僕自身にとって大きな存在になりました。
ひとつのエポックでもあり、ターニングポイントにもなり。
包帯という素材について、さらに深く考える機会にもなりました。


BIWAKOビエンナーレ2012
http://www.energyfield.org/

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック